モード

モード · 08日 4月 2020
人工呼吸器離脱の方法を比較した研究があります(下記参照)。 自発呼吸トライアル (SBT)を失敗した患者に対し、 ①間欠的陽圧換気(SIMV)で徐々に換気回数を減らしていき抜管する方法  ②CPAP+PSでPSの補助を徐々に減らしていく方法  ③1日1回、患者から呼吸器を外して(酸素吹き流しにして)評価をし、2時間大丈夫そうなら抜管を行う方法...
モード · 06日 4月 2020
APRVの本質はCPAPです。つまりPEEPをかけたい=肺をリクルートメントしたい、というのが一番の目的です。しかしCPAPで高いPEEPをかけると換気に必要な呼吸仕事量が増加してしまうので、結果的には換気量が不足してしまいます。それを補う目的で圧を解放(Plowまで下げる)して換気量を稼ぐことになります。しかし、肺胞にかかる経肺圧は圧解放に伴い上昇することになり、肺障害が危惧されます。それらを総合的に考えてAPRVを選択することになります。  よって、何に役に立つのか、というご質問に対しては、肺のリクルートメントと、換気量低下に対する換気量確保、でしょうか。Weaningの方法で、drop and stretchと言われていた時もありますが、本来はstretch and dropであり、CPAPであることを意識させられますね。(ワークショップで学ぶ人工呼吸セミナー第4回)