人工呼吸器離脱の方法を比較した研究があります(下記参照)。 自発呼吸トライアル (SBT)を失敗した患者に対し、 ①間欠的陽圧換気(SIMV)で徐々に換気回数を減らしていき抜管する方法 ②CPAP+PSでPSの補助を徐々に減らしていく方法 ③1日1回、患者から呼吸器を外して(酸素吹き流しにして)評価をし、2時間大丈夫そうなら抜管を行う方法...
APRVの本質はCPAPです。つまりPEEPをかけたい=肺をリクルートメントしたい、というのが一番の目的です。しかしCPAPで高いPEEPをかけると換気に必要な呼吸仕事量が増加してしまうので、結果的には換気量が不足してしまいます。それを補う目的で圧を解放(Plowまで下げる)して換気量を稼ぐことになります。しかし、肺胞にかかる経肺圧は圧解放に伴い上昇することになり、肺障害が危惧されます。それらを総合的に考えてAPRVを選択することになります。 よって、何に役に立つのか、というご質問に対しては、肺のリクルートメントと、換気量低下に対する換気量確保、でしょうか。Weaningの方法で、drop and stretchと言われていた時もありますが、本来はstretch and dropであり、CPAPであることを意識させられますね。(ワークショップで学ぶ人工呼吸セミナー第4回)
全ての人工呼吸患者に対して肺保護戦略を行なうべきですが、ARDSなどの急性呼吸不全患者ではなおさらです。ECMO中の至適な呼吸管理目標というのはまだわかっておりませんが、肺保護換気は基本です。 ECMOセンターの横断研究では、77%でlung rest setting、76%で1回換気量の目標は6 ml/kg以下とされていたようです(PMID: 24983618)。...
「ワークショップで学ぶ人工呼吸セミナー第4回」のQ&Aにお答えしています。
08日 6月 2019
「ワークショップで学ぶ人工呼吸」セミナーの質問にお答えしています。
08日 6月 2019
ガイドラインでは、『CO2ナルコーシスによる意識障害は短時間で意識回復することが多いので、例外として適応とすることが多い』とされています。急性期導入の注意点として、『多くの場合NPPVを開始して30分~1時間後に動脈血ガスを測定』するとガイドラインにも記述されていますので、短時間の解釈としては30分~1時間を目安にされると良いのかもしれません。...
08日 6月 2019
「ワークショップで学ぶ人工呼吸」セミナーで頂いた質問にお答えしています。
22日 3月 2019
「ワークショップで学ぶ人工呼吸」セミナーで頂いた質問にお答えしています。